ペルテス病との共存生活

ペルテス病とは、 幼稚園から小学校低学年の男の子に診られる股関節の病気です。治療過程は温存方法と手術をする方法があり その手術さえ人によって異なるようです。ちびは骨盤側の手術を受けました。時系列に記録のつもりで残します。

■ 退院前の母の思いと現実

ちびは結構この病気に対して前向きで ギプス生活も養護学校も億劫がることなくすごしてきたと思う。車椅子で人前に出ることも、難なくクリアーしてきた
退院したら 

  • 学校は母と一緒なら朝の集団登校もいつかできる!と思っていたし
  • 帰りはもちろん みんなと一緒にグループ下校するつもりでいた
  • 体育の授業も 養護学校で出来たいたのだから出来る!と思いこんでいたし
  • 校外学習はもっと先生が加わって親なしで参加できると思っていた
  • あれこれ想像は膨らんで 出来る事は何でもしよう!と思っていた

実際に学校が始まり集団登校なんてまだ一度もしていない、みんなと同じペースで人ごみの中ずんずん進むなんてとうてい無理
グループ下校も2時半に家を出て、帰りついたら3時半は過ぎている…とっても時間かかるし 宿題も増えてきて、でもみんなと遊びたい なら 車でさっさと帰らないと間に合わない 現実
行事がある度に母が付いて行くから、羽目が外せない 2年生の男の子はみんな元気で 学校が一番楽しい時期に母がそばにいるなんて つまらなすぎる 様子

あれもこれも 理想が崩れてゆく 現実はシビア
退院して半年が過ぎた 夏休みも挟んだけど 楽しく過ごす日々より いつも何か怒ったり 注意したり ケンカしたり
次我に帰る頃は 雪でも降っているのかな 時間がどんどん過ぎていく